旅行者・在住者が受けられる無料通訳サービス

by - 8:52 pm

Posted: 3 April 2017

  オーストラリアの通訳サービス  


救急・消防・警察に電話しなければいけないとき、000(トリプルゼロ)にダイヤルできますか?緊急の場合、ただでさえ動揺しているのにしかも英語で!?となったら脳みそシャットダウンしますよね。

でも安心してください。TIS National(Translating and Interpreting Service) を通して、日本語通訳者を挟んだ三者通話サービスを受けられます。

Translating and Interpreting Service (TIS National)

ウェブサイトはこちら


 私も来豪当初、ボンド(賃貸の補償金)の件でもめた時に通訳サービスを利用しました。そのときの体験談はこちらの記事に登場しています。
 緊急事態に遭わないことが一番ですが、備えあれば憂いなし。念のために携帯電話には番号を登録しています。



 InterpreterとTranslatorの違い 

  • Interpreter(通訳): 口頭で述べられた文章(話し言葉)をそのつど他の言語で表現しなおす人。(手話を含む。)
  • Translator(翻訳): 文書に書かれた文章(書き言葉)を他の言語で記述する人。



 TIS National が提供しているサービス 

TIS Nationalは英語を話さない人や、英語を話さない顧客をもつビジネスに対して通訳サービスを提供しています。

通訳が必要なときには131 450に電話することで電話を通して通訳サービスを受けることができます。また、関係機関によっては、事前に連絡し通訳者の手配を依頼することも可能です。


 TIS Nationalのサービスを通して連絡できる対象は? 

移民局、州政府機関、市役所、医療関係者、薬剤師、公共施設(電気・ガス・水道)、電話会社、救急・緊急(警察・消防)サービス、法律関係者、調停・社会奉仕提供者など。


 TIS Nationalの利用可能時間 

365日、24時間サービスを提供しています。
(注)オーストラリアの機関の業務時間は通常平日の9am–5pm、土日祝日は業務を行っていません。


 131 450に電話してから通訳につながるまで 

  1. TIS National(131 450)に電話をかけるとオペレーターが応えます(英語)。
  2. どの言語が必要かを英語で聞かれるので「English, please.」と伝えましょう。
  3. 保留になるのでそのまま待ちます。(保留音楽が聞こえなくてもそのまま待ちましょう)
  4. 日本語通訳者が見つかると通訳者が電話口にでます。ここからは日本語でOK。
  5. どの機関に電話をしたいのかを聞かれます。連絡先の正式名称・電話番号・クライアント番号などを事前に確認しておきましょう。(通訳者は公平性を期すために、アドバイスや日常会話などを禁じられています。)
  6. 通訳者がオペレーターにどの機関に電話をつなぐのかを伝え、オペレーターが電話の手配をします。


 男性か女性の通訳者を指定できるのか? 

できます。


 緊急の場合は? 

救急・警察・消防が必要な時には000(トリプルゼロ)にかけます。優先的に通訳サービスを手配してくれます。


 TIS Nationalサービスは無料? 

ほとんどのサービスは無料で受けられます。
基本的にサービスを利用した期間が費用を負担しますが、特定の機関や医療関係者は無料でTIS Nationalサービスを利用する資格があります。

 *TIS Nationalからの電話を受け付けない場合:
直接機関に電話して通訳を依頼すると、機関が通訳者を手配したうえで電話をかけ直してくれるかもしれません。

 *TIS Nationalに登録されていない機関で費用負担を拒否された場合:
TIS Nationalに個人のアカウントを設け費用を払うことで通訳サービスを利用することが可能です。


 書類の翻訳は行っていますか? 

行っていません。
Department of Social Services (DSS)が無償で行っています。対象者はオーストラリア市民権または永住権保持者。






最後までお読みいただきありがとうございます。Sunshine SpiritライターのYumiです。
何かを変えたい、変わりたいという思いを抱いていませんか。人生の中で分かれ道に立った時に何を選択するか。変えたいという気持ちは、いつでも挑戦する道を選ぶようにと私を後押ししてきました。変化するって勇気のいる選択だけど、そのボートに乗って漕ぎ出したらボートは水の力をかりながら進んでいきます。思い描いていたところとは違う場所にボートがたどり着くこともあるけれど、ヘルプが必要な時には助けの手がやってきます。
何だか心がざわざわ、そわそわしませんか。ブログ内コンタクトフォームからお気軽にメールでご連絡ください。お待ちしています。Yumi

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