脱公務員、オーストラリアへ移住、永住権獲得までの道のり(後編)

by - 6:00 pm

Posted: 11th December, 2018
(Update: 4 November, 2019)

 オーストラリア生活第2章の幕開け 

Maroochy River

保育士資格取得

2011年5月に踏んだオーストラリア・ゴールドコーストの大地は、2004年の時のそれとあまり変わらない感じがした。秋の終わりだと言うのに暖かい空気に、澄み切った広く青い空を見上げながら心はワクワク踊った。

CertificateⅢ in Children’s Servicesのコースを6ヵ月。その後のことは何も決めずに来豪したのだが、課題と就活、仕事に追われて飛ぶように過ぎて行った6ヶ月。当然オーストラリアの生活もチャイルドケアや英語の勉強も消化不良なので、学生ビザを1年延長してDiploma of Children’s Servicesへ進学することにした。


永住権というチャンスの扉が開く

Diplomaのコース終了の日が迫っていたけれど、その後の計画が特になかった。オーストラリアに留まりたいけれどどうしたら良いものか、何がしたいのかも浮かんでこなくて、ふわふわ宙ぶらりんだった2012年8月。

そんな時チャンスの扉が突然目の前に!学校の顧問弁護士でもある移民エージェントが、Diplomaの生徒を対象にRSMSスポンサーシップの説明会を開催すると言うので参加。私にも永住権の道があることを知り、可能性に賭けてみようと決意。


※RSMSビザとは?
簡単に言うと、地方都市にあるオーストラリアの会社にスポンサーしてもらって一定期間働くことを条件に永住権が下りるビザ。
申請するにはいくつかの条件をクリアする必要があるので、上記ウェブサイトで確認してください。(例えは45歳以下であること、指定された職種であること、資格、英語力が基準に達していること、など。)


【重要アップデート】RSMSビザの変更点

2019年11月16日以降に申請する場合は、最新情報をこちらからご確認ください。
👉Subclass 187 (RSMS) (direct entry) closes to new applications from 16 November 2019



 永住権取得へ向けての準備 

Brisbane River Boardwalk

IELTSの勉強・受験

 学生ビザの残りが2か月というプレッシャーの中、1か月後のIELTS試験に申し込み、剛腕IELTSチューターの個人レッスンに申し込み。

今の私には考えられないけれど、崖っぷちに立った時に人間が発揮するエネルギーと集中力って、本当に凄まじいものがある。仕事を2つ掛け持ちながら、すき間時間で苦手分野のWritingとReadingを徹底的に特訓。我ながら当時の自分に感心するわ。

運良く試験内容との相性も良く、必要スコア6を大きく上回るOverall7を獲得!結果見た瞬間、祝いの舞を独りで踊ったよね(笑) IELTS受験したことある人なら、この気持ちが分かってもらえるよね。


契約書にサイン・スポンサー探し

移民エージェントに支払うコミッション費用に震えながら、契約書にサイン。同時にDiploma of Businessコースに申し込み学生ビザを再延長。

2013年1月、スポンサー候補が決まりタウンズビルに引越し。パートタイムで勤務開始したのだが、色々と問題が発生しスポンサー候補の会社から別の保育園に転職。5月からカジュアル勤務開始。

繋ぎのProvisional Graduate Visa(485)が6月に受理される。空きが出たアシスタントポジション、週37.5時間のシフトをゲット。これを機に、エージェントがスポンサーシップの交渉を開始。

保育園のディレクターが産休・育休に入ったりで、交渉はスムーズに進まず進展が見られなくて心は焦る一方の2014年の年明け。ようやく会社側からスポンサーシップにGoサインが出て動き出した矢先、会社売却の話が出て話は振り出しに戻り、ガーーーンと突き落とされた2014年5月。


スポンサーが決定する!

新しい親会社と再びスポンサーの交渉が始まるも、いい返事が出てこなくてイライラと不安ばかり募る毎日。エージェントに、これ以上待てない、返事もらえないなら辞めると直談判。そしたらエージェントが本気だしたぞ(笑)始めからそうして欲しかったわ…。

エージェントの強い押しの甲斐あって、とうとうスポンサーシップに新会社が合意。2015年からGroup Leaderポジションの契約書に目出度くサイン。



 永住権申請から許可されるまで 

Night view of Townsville

申請書提出

第一段階、2014年11月にRCB (Regional Certifying Body) への申請書を提出。これはスポンサー会社が審査される。比較的すぐに審査通過。

第2段階は申請者本人の審査がされるRSMS visa applicationを12月初旬に提出。受理されてブリッジングビザが下りた瞬間、まだ永住権は下りていないけど嬉しくて半分泣いてた。

2014年12月、移民局の審査見込み期間は3~4カ月と発表されていたけど、2018年12月の時点では、「75% of applications: 21 months」「90% of applications: 23 months」と約2年待ちの状況。今後も伸びる可能性が高いため、今後申請を予定している方は最新情報を確認してくださいね。


祝!永住権が下りた日

2015年4月24日「RSMS visa Granted」の連絡を移民エージェントの担当者から電話で貰った。今でもあの日を思い出すと涙が出てくるほど、私にとっては特別な日。

RSMSビザは、ビザが下りた日から2年間はスポンサーのもとで働くことが条件ですが、その日から正式にPermanent residentです。



スポンサーシップが満了してからのその後

Glass House Mountains

2017年4月にタウンズビルから、大好きな街サンシャインコーストに引越し。また新たな人生のステージへ移行。

新しい土地でチャイルドケアの仕事をしながら、フリータイムにはサンシャインコーストを探検しながら、たくさんの魅力を発掘する日々を心から楽しんでいます。

なのですが、なんだか心のどこかにポカンと穴が空いているようで、満たされていると思っていたハッピータンクは、このままでは満タンにならないと悟り、2019年は旅に出ることにします。

会社には退職の意志を伝えたので、あとは宇宙の力が私を必要なところへ導いてくれるように、自分の中にあるエネルギーのパイプをクリアにして、次のステージに向かっていきます☆




最後までお読みいただきありがとうございます。Sunshine SpiritライターのYumiです。
何かを変えたい、変わりたいという思いを抱いていませんか。人生の中で分かれ道に立った時に何を選択するか。変えたいという気持ちは、いつでも挑戦する道を選ぶようにと私を後押ししてきました。変化するって勇気のいる選択だけど、そのボートに乗って漕ぎ出したらボートは水の力をかりながら進んでいきます。思い描いていたところとは違う場所にボートがたどり着くこともあるけれど、ヘルプが必要な時には助けの手がやってきます。
何だか心がざわざわ、そわそわしませんか。ブログ内コンタクトフォームからお気軽にメールでご連絡ください。お待ちしています。Yumi

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