オーストラリアの国際線ターミナルから出発する方はPOWDERSの持ち込み制限に注意

by - 6:00 pm

Posted: Sunday 1st July 2018
(Updated: 7th February, 2024)

Source: kaboompics.com

2018年6月30日から、オーストラリアの国際線ターミナルから出発する便に搭乗する際、液体物に加え、粉末も検査対象になりました。つまり、機内に持ち込むすべての粉末は、手荷物検査場にて提示をする必要があります。

「すべての粉末」には粉ミルク、粉末プロテイン、および化粧品などの有機粉末(持込みに制限なし)や、塩、砂、タルカムパウダー(ベビーパウダー)などの無機粉末(350mlまたは350gまで)が含まれます。



 機内に持ち込む粉末が検査の対象に 

医療、治療用の製品、遺灰にはこの規制は適用しませんが、証明書などが必要。

液体物のように透明な袋に入れたりする必要は無く、検査場のトレーに液体物とは別に粉末のみをのせてスクリーニングするだけです。

これは2017年に起きた、シドニー発のエティハド航空旅客機の爆弾テロ未遂事件がきっかけだと言われています。日本でもアメリカ到着便で同様の粉末の検査が検討されていると聞きました。


参考にオーストラリア政府発表の一部を抜粋します。

●"people travelling internationally will notice some changes to how they are screened in Australia ... from 30 June 2018"

●"There will be quantity restrictions on some types of powders, but most common powders remain unrestricted,"

●"The total volume of inorganic powders must not exceed 350 millilitres (volume), 350 grams (weight) in total container."



  「粉末」の具体例  

Source: freestocks.org



無機粉末(Inorganic powders)-持込み制限あり


  • Talcum powder/foot powder:ベビーパウダーや足用消臭パウダー
  • Salt/salt scrub:塩や塩スクラブ(エプソムソルトは有機粉末に含まれます)
  • Sand:砂(お土産やおもちゃなどに含まれていることがあるので注意)
  • Powdered detergent and cleaning products:粉状の洗剤やクリーニング製品

有機粉末(Organic powders)-持込み制限なし


  • Protein powders:プロテインパウダー
  • Powdered baby formula:粉ミルク
  • Cosmetics including compact powder, blush, eye shadow:化粧品(パウダーデオドラントなど、無機粉末が含まれている一部の化粧品は持ち込み350gまで)
  • Coffee:コーヒー 、砂糖、スパイス、小麦粉など

詳しくは👉CAN YOU BRING IT IN? の「Limits on powders」の項をお読みください。



References:
  • Australian Government_Department of Home Affairs, Travelling with powders, liquids, aerosols and gels
  • SBS News https://www.sbs.com.au/, New powder restrictions to hit travellers at Australian airports (28 June 2018)
  • Yahoo7 News https://au.news.yahoo.com/, The powders you can and can't take in your hand luggage under new airport rules (26 June 2018)

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