オーストラリア・サンシャインコーストのFree-range保育園

by - 7:00 pm

Posted: Sunday 25th March 2018

  Let kids be kids  

Photo credit: Scott Webb  

オーストラリアで保育士としていくつかのデイケアセンターで勤務してましたが、今のデイケアの方針が私の理想に近く、働くのが本当に楽しいし保育者として学べることも多い職場です。とは言っても、言いたいことがない訳ではありませんが(笑)、とにかく子どもが伸び伸びと過ごせる Free-range Daycareです。

ということで、今日は勤務先のデイケアで子どもたちがどのように過ごしているのか、なぜここが最高な場所なのかを、みなさんとシェアしたいと思います。




 緑に囲まれた広大な敷地 


黄色で囲んである約1,800坪の広大な敷地内には、大きな木がたくさんあり、アボカドの木もあるんですよ。子どもたちが率先して水やりをしてくれるお陰で、色とりどりの花木や植物を毎日楽しむことが出来ます。

建物(☆)は全部で6つあり、どれもレトロ&クラシックな雰囲気で統一されていて、デイケアというよりもおばあちゃんの家にいるように感じます。

☆1:一番大きなメインビルディングには、オフィス、キッチン&ダイニング、ミュージックルーム、スタッフルームが入っています。
☆2:Babies(0歳~1.5歳児)
☆3:Toddlers(1.5歳~2歳児)
☆4:Junior Kindy(2歳~3歳児)
☆5:Senior Kindy(2.5歳~4歳児)
☆6:Kindy(4歳~5歳児)



 NOゲートポリシー 

Photo credit: eberhard grossgasteiger

年齢ごとに分けられたそれぞれのグループが各々の建物に属していますが、園庭を仕切るゲートはランチとお昼寝の時間以外は大抵オープンです。そうすることで、子どもたちは広大な敷地を自由にかけまわり、好きな場所で遊ぶことができます。

自由を手に入れた子どもたちは喧嘩をすることも少なく、ハッピーに過ごしています。大きな岩や、木や切り株がたくさんあって、子どもたちにとっては格好の遊び場。

驚いたことは、転倒や落下などによる怪我が心配していたよりもずっと少ないことです。勤務始めたてのころは、危険個所がたくさんあるという印象を受けたのですが、子どもたちは日々の遊びの中で、高度な危険回避能力を自然と身に付けていたのです。

またオープンゲートを採用したことによって、縦割り年齢の良いところを取り入れいます。兄弟やいとこ同士で集まって遊ぶ様子もよく見かけるし、年長クラスの子どもたちがBabyルームで面倒を見ていたり、年上の子が自転車に乗ったり木に登っているのを、小さい子が真似してみたり。


Forest School / Nature School

Photo credit: Alexander Dummer  

ヨーロッパなどでは積極的に取り入れられているForest School/Nature Schoolの理念が近年オーストラリアでも注目され始めています。森などの自然の環境で過ごすことで、子どもたちの学習効果が上がるというリサーチもあります。

我がデイケアで毎週行っているForest Walk。子どもたちは近所の森まで歩いて行き、デイケアだけではできない体験をすることが出来ます。公道に出ることや森の中には、デイケアという守られた場所とは違ったリスクがたくさんあり、普段以上に注意を払わなければなりません。しかし、そのリスクを負ってでも子どもたちを外に連れ出すことに、たくさんの学びと意義があると我が園は考えているのです。


(参考)Nature schools where children learn by roaming in the wild growing in popularity (http://www.abc.net.au, 6 Feb 2017)
自然の中を探検しながら子どもたちが学ぶ学校が注目を人気を集める」では、NSW州のNature Schoolが取り上げられています。




☆☆最後までお読みいただきありがとうございます☆☆
国家公務員を退職し、保育士としてオーストラリア永住とキャリアチェンジした
サンシャインコーストライフスタイルブログライターのYumiです。
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「新しいあなた」に出逢うための旅へ出る最初の小さな一歩を応援するブログです。
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