オーストラリア最大の野外イベントWoodford Folk Festival 2018/19
Posted: 12 January 2019
Jinibara Emerging Dance Troupe @yumi
毎年12月27日から1月1日まで6日間に渡って行われる、世界的にも知られているWoodford Folk Festival。今回のフェスティバルは第33回目、現在の会場Woodfordiaで開催されるようになってからは26回目を数える歴史ある大イベントです。
プログラムの内容は、音楽だけではなく多岐に渡りバラエティ豊か。2,000以上の国内外のアーティスト、ミュージシャン、講演者などによって、438のイベントがプログラムに組み込まれています。
イベントのハイライトは、初日の夜に行われるOpening Ceremonyと最終日に行われるFire Event、大晦日の3 minutes Silence、初日の出を祝う元旦のSunrise Ceremony。言葉では伝えきれないこのマジカルな感動を、ぜひ現地で見て感じてください。
イベントのハイライトは、初日の夜に行われるOpening Ceremonyと最終日に行われるFire Event、大晦日の3 minutes Silence、初日の出を祝う元旦のSunrise Ceremony。言葉では伝えきれないこのマジカルな感動を、ぜひ現地で見て感じてください。
3 minutes silence on NYE |
Sunrise Ceremony on Hilltop |
Fire Event at Amphi |
フェスティバル会場であるWoodfordiaは、過疎地であり普段は何も無い田舎のエリア。どれだけ過疎地かというと、2011年の統計では人口約2,500人ほど。
その村が、このフェスティバルの時期には一気に人口が増加し、その数はオーストラリア国内で67番目に大きな町にランクインするほどらしいです。どれだけの人が世界中から集まるか想像できるでしょうか。
その村が、このフェスティバルの時期には一気に人口が増加し、その数はオーストラリア国内で67番目に大きな町にランクインするほどらしいです。どれだけの人が世界中から集まるか想像できるでしょうか。
来場者、パフォーマー、出店者、ボランティア、主催者など一日約25,000人の人が行き交うフェスティバル会場ですが、広大なイベント会場にはたくさんの寛げるスペースがあるので、「人混みは苦手だわ」と言う人でも、大自然の中で心をゆるめてゆったりと過ごすこともできます。
2018のテーマは We’re All Connected
Eyeland by The Squeaking Tribe |
世界中の人と人はみんな個々が繋がっているんです。人間が生きる唯一の天体、地球。その地球上の人々がひとつになって、コミュニティ、文化、伝統を創りだし次世代へと繋げるというビジョンを、物語やセレモニーを通して表現して見せてくれるのがWoodford festival。
そのフェスティバルを創りだし動かすのは、2,600人以上のボランティアの活躍、そして彼らのフェスティバルに対する愛。2017年にボランティアとして参加したときに受けたその感動が衝撃的すぎて、またWoodfordの世界と繋がるために、2年連続でボランティアとして戻ってきました。
ボランティアの体験記はこちら
👉 ボランティア Woodford Folk Festival 2018/19
フェスティバル会場設営にも、たくさんのボランティアが参加しています。450以上の業者も集結して、12月の初めからクリスマスの12月25日まで約3週間かけて作りあげられるる、約200ヘクタールの魔法の森。(東京ディズニーランド&ディズニーシーを併せると100㌶。なんとその2倍の広さ!)
フェスティバルは、クイーンズランド州政府や、ローカルのモートンベイ市とも深くConnected、繋がっていて、資金面でも大きくサポートされています。こうした地域との絆が合ってこそ、回を重ねるごとにフェスティバルはより素晴らしいものになっていくと、オープニングセレモニーで感謝のスピーチがありました。
音楽、アート、サーカス、キャバレー、ヨガ、ダンス、コメディ、セレモニーショー、ワークショップなどなど、400以上のプログラムが2,000以上のパフォーマーによって、25以上の森の中のステージで繰り広げられます。
ふと歩いているときに耳に入ってきた音楽や、目にしたアートの虜になってしまう。そんな風にして、新しいお気に入りアーティストを発掘するのもWoodfordの魅力。知っているアーティストがいなかったとしても、フェスティバルを去る時にはきっと新しいお気に入りを見つけているはず♪
フェスティバル会場設営にも、たくさんのボランティアが参加しています。450以上の業者も集結して、12月の初めからクリスマスの12月25日まで約3週間かけて作りあげられるる、約200ヘクタールの魔法の森。(東京ディズニーランド&ディズニーシーを併せると100㌶。なんとその2倍の広さ!)
フェスティバルは、クイーンズランド州政府や、ローカルのモートンベイ市とも深くConnected、繋がっていて、資金面でも大きくサポートされています。こうした地域との絆が合ってこそ、回を重ねるごとにフェスティバルはより素晴らしいものになっていくと、オープニングセレモニーで感謝のスピーチがありました。
多彩多様なプログラム
Xavier Rudd |
音楽、アート、サーカス、キャバレー、ヨガ、ダンス、コメディ、セレモニーショー、ワークショップなどなど、400以上のプログラムが2,000以上のパフォーマーによって、25以上の森の中のステージで繰り広げられます。
ふと歩いているときに耳に入ってきた音楽や、目にしたアートの虜になってしまう。そんな風にして、新しいお気に入りアーティストを発掘するのもWoodfordの魅力。知っているアーティストがいなかったとしても、フェスティバルを去る時にはきっと新しいお気に入りを見つけているはず♪
参加者からのメッセージ
エリトリア&エチオピア料理のレストランでランチ中、同席したグループのみなさんと談笑。フェスティバル常連の皆さまに、その魅力を聞いてみました。
「You can't explain it in words. You have to come and experience to feel it.」
(フェスティバルの魅力は言葉では表現できないよ。来て体感しないと伝わるものじゃないんだ。)
「It's for everyone. Young and old, people with disability, too.」
(フェスティバルはみんなが楽しめるもの。子どもから年配者、そして体の不自由な人までも楽しめるわ。)
Photo credit: A.O
サンシャインコーストから来ていらした日本人のHさんは、旦那さま+息子くんと12月31日に参加して、その夜はキャンプで1泊しながら年越し。感想を聞かせてもらいました。
①初めてのフェスティバル、行くと決めた理由は?
「ホスピタリティの仕事をしている旦那は普段は年越しはお仕事。珍しく31日と1日が休みだったため、家族で過ごせる年越しに何しよう?となって、前から気になっていたWoodfordに行ってみよう!となりました。」
②印象に残っていることは?
「盛りだくさんの内容で、沢山あるステージなどクオリティが高くて想像以上でした。
息子はChildren's Festival会場が気に入って、そこで他の子と遊べて楽しかったことが良かった、と言ってます。」
③次回も参加したいですか?
「ぜひ参加したいです!」
④日本の方にお勧めしたい?その理由は?
「YES!今までWoodfordの話をしていて、誰もが良いよと言っていたので行ってみたら、想像以上に良かった!この感動は行かないと分からないので、もし迷ったらぜひ行ってみてください!」
フェスティバル初参加で、ボランティア活動もした友人Reneeから。
「私の初めてのWoodfordiaことWoodford Folk Festivalでのボランティアの体験は、12月26日に荷物を詰め込むところから始まった。友人たちから聞いたことや、テレビを通して見た、長靴を履いて雨の中で楽しそうに踊りまわる人々の姿以外、何が起きるのか想像すらつかないまま。
ボランティアをすると同時に無料でフェスティバルとキャンプをできるからと、ボランティアを勧めてくれた私の友人や、素晴らしい経験だったという、他の経験者たちの声に後押しされて、私の長年のバケットリストの一つであるWoodford Folk Festivalをついに達成する時が来たのだ。
私がフェスティバルで大好きだったことの一つは、それが大多数のボランティアによって運営されているということ。皆一丸となって、何年もの歴史ある素晴らしいお祭りを作り上げるため、世界中からWoodfordiaに集まるってくる有志。そのチームの一部になれたことは、私にとって名誉なことだった。
毎日5時間の仕事を終えた後は、自由の身となり、フェスティバルで起きている楽しいことを探しに冒険へと出かけた。Woodfordiaという小さな世界では、昼夜を通して常に何かが起きていて見どころが豊富。色取り取りの音や香り、そして思いのままに自己表現できる解放感が広がっている。何時間と歩き回っても楽しめるイベントが尽きることは無く、その時の自分の気分に合わせて、やりたいことを見つけて楽しんだ。
朝早い時間にはヨガや瞑想。有名な、あるいは今後人気が出てくるミュージシャンによるライブ音楽を鑑賞したり踊ったり。コメディショー、ナイトパレード、サーカス、世界中のダンスが習えるワークショップ、そして選び切れないほどの美味しい食事のチョイス。
買いもの、マッサージ、会場内で出会うアーティストたち、池の周りに座ってリラックスしながらショーを鑑賞。興味がある人には、レイキヒーリング、サイキックリーディングや手相占いもある。お手紙ハウスでお手紙を書いたり、フェイス・ボディペインティングでフェスティバル気分を盛り上げたり。オプションは無限に用意されていて、あとそれを受け入れてどう楽しむかはあなた次第。
Woodfordiaの素晴らしさは、たくさんありすぎてここでは書き切れないし、フェスティバルの全てを一度で見ることは残念ながら不可能。それこそが、何度もWoodfordiaに戻ってくる理由なんだと思う。
帽子と日焼け止め、 歩き回るのに適した靴に長靴(雨が降った時のために)、そして、たくさんの新しい何かを見つけて受け入れるための、心のゆとりを忘れずに。」
おわりに
私も初めて行ったときには、この場所に来ないと感じられない、不思議な魅力がたくさん溢れているフェスティバルだなと感じたことを覚えています。
メディアでは伝えきれない、あなただけが感じるナニかを探しに、おとぎの国Woodfordia へ遊びに行きましょう:)
References:
Woodford Folk Festival. Retrieved from https://woodfordfolkfestival.com/, on 12 January 2019.
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