オーストラリアで自家用車を持つと維持費はいくら?(QLD州編)

by - 8:00 pm

Posted: Thursday 12 October 2017
(追記:2019年10月)

 オーストラリアで車は必要? 

Photo credit: Burak Kebapci

シドニー、メルボルン、ブリスベンなどCBD近辺に住んでいる方は、公共交通機関で問題なく日常生活を送ることができると思います。しかし、それ以外のほとんどのオーストラリアの街では車は必須と言っても過言ではないほど車社会。

オーストラリアはご存じのとおり大きな大陸なので、ちょっと週末出かけよう、くらいでも100km~150km超のドライブだったりするので、車があるとたくさんのエリアへ気軽に行けて便利です。


もし車を所有していなくても、私が学生時代にしたように、友人同士でレンタカーを借りて出かけることも出来ます。日本と同じ左側運転なので比較的運転しやすいと思います。どんなアドベンチャーが待っているか分からないから、ワーホリや学生で渡豪する方は、国際免許証を日本で取得して持参することを強くお勧めします。


【参考】QLD州の交通規則について→安全に車を運転しよう ROAD RULES IN QLD



  車の維持費(QLD州) 

Photo credit: Skitterphoto

自家用車の維持費について、次の4つに分けて説明していきます(QLD州編)

①Petrol / Fuel (ガソリン)
②Rego+CTP(強制保険)
③任意保険
④定期点検

①Petrol / Fuel (ガソリン)

オーストラリアではPetrolFuelと呼ばれます。価格は日本のガソリンと大差ないと思います。ちなみにスタンドはセルフサービスで、レジで後払いです。ここ数カ月のレギュラーガソリンの1ℓあたりの価格は、平均して$1.30~$1.50くらいです(Sunshine Coast)。


◆スタンド:Petrol station / Service station
◆レギュラーガソリン:Unleaded 91(無鉛ガソリン)
◆ハイオク:Unleaded 95/98(お店によって呼称が異なります) 
◆ディーゼル:Diesel


②Rego+CTP(強制保険)

RegoとはRegistrationの略で発音は「re-jo(レジョゥ)」。車検のことで、半年又は毎年の更新の際に、Rego更新費用(強制保険が含まれる)を払うことで手続きが完了します。ちなみに車両の点検は自己責任。

Vehicle Registration Noticeが支払期日の1か月前に発送もしくはEmailで通知されるので、受け取ったら早めに払いましょう。と言うのも、うっかり期日を過ぎると数十ドル高くなるので。


◆金額:車体サイズによって異なる。
私の車は小さいハッチバックで、6ヵ月$381.20(2019年)。この費用の中に強制保険(CTP: Compulsory Third party Insurance)約$180が含まれています。

◆支払方法:半年払いか年払いで以下の方法が選べます。
・BPAY(ネットバンキング)
・オンライン(クレジットカード)
・銀行口座引き落とし(要事前登録。3ケ月払いも可能)
・郵便振替
・運輸局の窓口にて(年払いのみ)


③任意保険

強制保険(CTP)が保障するのは、相手方(被害者)の人身損害のみで対物賠償保険は含まれていません。必ず任意保険に加入しましょう。

運転歴や事故歴、追加オプションやExcess(免責金額)で保険料は大きく変わってきますが、私が今年払った保険料は総合自動車保険で年間$700未満でした。


◆対物賠償保険:Third Party Property Insurance
被害者の自動車や者をカバー

◆火災・盗難保険:Fire & Theft Cover
上記の対物賠償保険に火災・盗難保険が加わったもの

◆総合自動車保険:Comprehensive Car Insurance
対物賠償保険 + 火災・盗難保険 + 車両保険すべてをカバー


④定期点検

日本では避けては通れない「車検」。オーストラリアに同じような制度はありませんが、自動車を販売/購入する時に、Roadworthy(RWC:ロードワーシー)が必要になるので、その時に公認整備士に安全点検をしてもらい証明してもらうことが義務付けられています(QLD州)。これは法で定められた一定の安全基準を満たしているという証明書で、自動車登録(Registration)の際に必要です。


では、何年も同じ車を乗り続けている場合の点検はどうするのでしょうか??

◆原則、②のRegoを期日毎に更新しておけば、公道を走り続けることが可能です。
◆しかし、車は消耗品ですので、メンテナンスしないで走り続ければいずれ故障します。なので、自己管理のもとで、ディーラーやメカニック(自動車整備士)に点検してもらいましょう。
◆私が年に1度の点検をお願いしていた信頼できるメカニックには、1回$200~$250くらい支払っていた記憶があります。また、出来る人は自宅で自分で整備している人もいますよ。



  高速代はいくら?  


一部の橋などが有料の場合がありますが、オーストラリアのハイウェイは基本的に無料です。
[Brisbane周辺] 太い青い線でマークされている道路・橋が有料

通行料(Toll)は、オンラインで後払いするか、事前に自動読み取り機(Tagー無料)をオンラインで申し込み、希望金額をチャージ。届いたらフロントガラスに設置するだけです。

詳しくはこちらのウェブサイトをご覧ください。→www.linkt.com.au



【参考】中古車購入を検討している方→オーストラリアで中古車購入



☆最後までお読みいただきありがとうございます。Sunshine SpiritライターのYumiです。
何かを変えたい、変わりたいという思いを抱いていませんか。人生の中で分かれ道に立った時に何を選択するか。変えたいという気持ちは、いつでも挑戦する道を選ぶようにと私を後押ししてきました。変化するって勇気のいる選択だけど、そのボートに乗って漕ぎ出したらボートは水の力をかりながら進んでいきます。思い描いていたところとは違う場所にボートがたどり着くこともあるけれど、ヘルプが必要な時には助けの手がやってきます。
何だか心がざわざわ、そわそわしませんか。ブログ内コンタクトフォームからお気軽にメールでご連絡ください。お待ちしています。Yumi

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