大人のギャップイヤー in タスマニア(オーストラリア)

by - 12:00 pm

Posted: Monday 4 March 2019



 最初の行先はオーストラリアのタスマニア 

◆QLD州の暑い夏から避暑
◆大自然を探検
◆パーマカルチャー(持続可能な自己維持型の自然農業システム)の経験と勉強


 大人のギャップイヤー 

2018年12月末に保育士を退職し、オーストラリアでの6年間のキャリアに終止符を打ちました。2019年から始めた「大人のギャップイヤー」。

ギャップイヤーと言えば大学生が取るイメージですよね。海外のボランティアプログラムに参加したり旅行などを通して得た経験は、大学での勉強だけでは得られないもの。それらが、大学生活から将来の生き方にまで良い影響を与えると言われています。

年齢はただの数字。とは言うけれど、40という数字が自分の人生と見つめ合うきっかけになったことは否定できず。あれしたい、これしたい、何したい?アイディアが次々と沸いて来て、迷子になって氣が落ちていた時期もありました。

オーストラリア永住権という、自由に暮らせる切符を手にしたんだから、自由にやったらいい!という思いがストンっと下りてきて「大人のギャップイヤー」を開始したのです。どんなたびと出会いがやって来るのか、はたまたどんなチャレンジがあるのか、全部まとめてワクワクしています。


ー内容ー
夏に迎えた氷点下の朝
タスマニアのユニークな大自然
一期一会
Grahamさんのファームでお手伝い
Earthship & Cob buildingのボランティア
タスマニアでの気づき



 夏に迎えた氷点下の朝 

雨が降り冷たい風が吹き抜ける山の中で凍えていた日

出発は1月19日。この時タスマニアでは極度の乾燥と異常な気温上昇が原因で、Dry lightning(乾いた雷)が発生。それが原因で深刻なブッシュファイヤーが各地で起こっていました。

私がステイしていたファームからは、煙の臭いを感じましたが、幸いにも山火事の直接の影響はありませんでした。30℃超えの夏日が続き畑仕事どころでは無い日には、仕事を中断して近所の川に泳ぎに行ったり。
いつ行っても無人のMersey Riverは カモノハシ(platypus)の生息エリア

2つ目のステイ先は、標高が高い山の中に位置していて、他のエリアよりも涼しいとは聞いていたが氷点下まで冷え込むとは…夢にも思っていませんでした。

「2月は一番温かい月なんだけどね~笑」とオーナーも予想外の低温に、畑の野菜たちに目をやりながら心配そう。毎晩焚火をしたり、部屋の暖炉をみんなで囲ってお茶を飲む幸せなひとときは、QLD州では滅多に出会わない経験ができました。



 タスマニアのユニークな大自然 


タスマニア滞在中に楽しんだハイキング。各地で出会った自然の見せる表情は、トロピカルなQLD州とは全く異なり、どこに行っても感動の連続。

タスマニアの大地が放つ力強いエネルギーは、私たちは地球に生かされているということ、その地球を守ることが私たちの義務であるということを、改めて気づかせてくれました。






    一期一会    

 Grahamさんのファームでお手伝い 


約30年前に始めたGrahamさんの広大なファームには、数多くの野菜や果樹が育っています。パーマカルチャー、バイオダイナミック農法を実践、彼自身パーマカルチャーの講師でもあり、たくさんのことを教えてもらいました。

自分で建てた別棟のコテージでは、ゲストハウスとして宿泊者の受け入れもしているGrahamさん。田舎暮らし、ファーム体験をしたいという人たちで、1月は満室でした。そんな忙しい仕事の傍ら、色々なジャンルの勉強をしている彼は知識が豊富。興味深い話がが毎日尽きませんでした。

Grahamさんのウェブサイトはこちら→ ELVENHOME


 Earthship & Cob buildingのボランティア 


2つ目のステイ先では、アースシッププロジェクトが進められていました。
アースシップとは?-廃材やその土地周辺から手に入る自然の素材などを使って建設。再生可能エネルギーを最大に活かした持続可能な建築法で、アメリカの建築家Michael Reynoldsが考案。
アースシップがどのように建てられていくのか、地球へ将来どのように還元されていくのかを教えてもらって、Cob(粘土、砂、砂利、藁を水で混ぜて捏ねたもの)の壁作り、セメントを使った階段作りなどの仕事を手伝いました。

飼育している馬たちの暮らす放牧場のメンテナンス(馬糞回収)も重要な仕事。回収した馬糞のは主にガーデンで使われますが、馬糞の活用は無限大だと言うことも教えてもらいました。

Earthship ボランティア仲間



  タスマニアでの気づき  


土を触りながら作業したり、その土地で採れたものを大自然に囲まれながら美味しく頂く。限られたエネルギー(水や電気)のことを常に意識した生活。

インターネットも届かない山奥では、人と話すことが一番のエンターテイメントで、無数の星空の下で焚火を囲んでのおしゃべりは延々と続く。かと思えば、ヨガをしたり、ギターを弾いたり、読書、散歩しながら、自分自身とコネクトしている。


ふと「あっ!この感覚知ってる」と思ったのです。
約9年前に、千葉県で出会ったKammaファミリー&仲間たちと過ごした時間。

彼らのことについてはこちら→ TAGIRI LIFE (www.tagirilife.com)

2010年の冬@千葉県鴨川市

私にとっては全く新しい世界観がそこにはあって、なぜなのか当時はよく分からなかったけれど、なんだか心が落ち着く場所。そして、国は違えど同じ場所に戻ってきた不思議な感覚。やっぱり、ここが好きなんだな、って気づかせてくれた瞬間でした。



 Where to next 

Hop, step, jump! Wallaby 


次はどこへ?
日本、デンマーク、スコットランド、イタリア、スペイン、スイス?





☆最後までお読みいただきありがとうございます。Sunshine SpiritライターのYumiです。
何かを変えたい、変わりたいという思いを抱いていませんか。人生の中で分かれ道に立った時に何を選択するか。変えたいという気持ちは、いつでも挑戦する道を選ぶようにと私を後押ししてきました。変化するって勇気のいる選択だけど、そのボートに乗って漕ぎ出したらボートは水の力をかりながら進んでいきます。思い描いていたところとは違う場所にボートがたどり着くこともあるけれど、ヘルプが必要な時には助けの手がやってきます。
何だか心がざわざわ、そわそわしませんか。ブログ内コンタクトフォームからお気軽にメールでご連絡ください。お待ちしています。Yumi

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