オーストラリア旅行者・居住者必読!旅行者払戻制度(TRS)で税金が戻ってくる話

by - 5:51 pm

Posted: 30 July, 2017
(Updated: 26 March, 2020)



オーストラリアを出国するその前に必読です!


一定の条件のもとで、旅行中に払った消費税が還付される制度「Tourist Refund Scheme (TRS) :旅行者払戻制度」を知って、賢く買い物しましょう。

私は$300以上の商品で購入したいものがあるときには、可能なら一時帰国が近づく日までまって購入、出国時に還付申請をします。手続きは簡単なので、覚えておいて損は無いですよ。


2020年3月26日最新情報に更新しました
制度を利用する際は、下記ウェブサイトで最新の情報を確認してください。



  還付申請できる条件  

  • 出国日から遡って60日以内に購入した商品
  • 同一店舗で購入した商品の税込合計金額が$300ドル以上
  • あなた自身が旅行中に支払った商品
  • 有効なTax invoice(領収書)があること
  • 出国時に購入した商品を携帯している(身に付けている、または手荷物に入っている)こと
  • *もし購入した商品が機内持ち込み不可の場合(液体、スプレー缶、ジェル又はオーバーサイズ)で預け荷物にしなければならないものは、チェックインの前にABF(Australian Border Force) Client Service officeで認証してもらう必要があります。
  • 購入した合計金額が$1,000ドルを超える場合、名前、住所、eメール、パスポート番号が記載されたTax invoiceが必要です。購入した店舗でTax invoiceを新たに発行してもらいます。



 還付申請できない物品 

  • アルコール商品*(ビール、ブランデー、フォーティファイドワイン(酒精強化ワイン)、スピリット類)
  • タバコ(空港内デューティーフリーショップで購入可能)
  • GSTフリー商品(消費税が課されないもの)
  • 一部又は全部が消費された商品(例:食料品や香水)
  • 旅行者が携帯していない商品(預け荷物は事前に手続きが必要*)
  • サービス料(例:宿泊料、タクシー、ツアー代金、レンタカー、人件費、講習費用など)
  • ギフトカード、バウチャーなど
  • 海外の販売者から購入、輸入された物品。

*お土産に購入する方も多いワイン。アルコール商品の中でも、「アルコール度数22%未満のワイン(wine with alcohol content less than 22%)」は還付申請の対象に入ります。



     申請手続き    

 
シドニー国際空港のTRSオフィスは、出国審査のあとすぐにサインが出てきます。


出国時に国際空港又は港内のTRSオフィスで申請し、還付金はオーストラリアの銀行口座、クレジットカードまたは小切手で60日以内に手続きが行われます。銀行口座に振り込みなら、大抵1週間以内には振込されています。


◆持参するもの

パスポート
出国する搭乗券
領収証・原本(Emailなどで送られてきた電子領収証は、TRSの機械不具合などに備えて、印刷したものも必ず携行しておく)
購入した商品*(出国前に開封してもOK)
• 還付金の受け取り方法・振込先の情報

*機内持ち込みサイズを超える大きな商品の場合、チェックインカウンターで預ける前にABF (Australian Border Force) Client Services Officeで商品を提示する必要があります。


◆還付金の受け取り方法

●クレジットカード (Amex, Diners, JCB, MasterCard, Union Pay, Visa)
●オーストラリアの銀行口座振り込み
●小切手郵送 (推奨されていません)


◆TRS申請できる空港

Adelaide、Brisbane、Cairns、Canberra、Darwin、Gold Coast、Melbourne、Perth、Sydney, Darwin

◆ アプリで事前登録が便利

TRSアプリをダウンロードして事前に必要事項を入力しておくと、出国当日の手続きが非常に簡単。専用レーンに並んでスピーディーに行うことができます。

Appに表示されるQRコードを係員が読み取り、還付方法を確認して終了。購入した商品の確認は、ある場合と省略された場合がありましたが、必ず携行していつでも見せられるようにしておきましょう。

(注1) QRコード読み取り機が100%稼働していることが保証されていないので、万が一の時のために、下の「手書き申請の方法」も読んでください。
(注2) Darwin空港利用者は、アプリ申請できるかどうか事前に要確認。


◆My TRS Claimでオンライン登録

オンラインで事前に必要な情報を入力し、QRコード(TRS Claim Code)をあらかじめ入手することで、上記のアプリで申請する場合同様に、専用レーンに並んで迅速な手続きが可能になります。
👉My TRS Claim はこちらから

(注) QRコード読み取り機が100%稼働していることが保証されていないので、万が一の時のために、下の「手書き申請の方法」も読んでください。


◆手書きで申請する方法

備え付けの申請用紙に必要事項を記入し、上記「◆持参するもの」と併せて係員に提出します。TRSのスタンプを押された領収書と申請控を還付されるまで保管しておきましょう。

(注1)手書き申請は待ち時間が長い(最悪の場合90分以上)!時間には余裕をもってオフィスに到着を。
(注2)Drop Box が設置されていたらQRコード認証不可なので、手書き方法で申請。
➡申請書+領収書原本+返信先の住所を記入した返信用封筒を全て専用封筒に入れDrop Boxに投函。申請書の控えは自己保管しておく。


◆ いつまでに申請するのか(国際空港)

フライト出発予定時間の30分前までに申請を完了しなければいけません。混雑していることもあるので時間には余裕をもって。



 オーストラリアへ再持ち込みするときの注意点 

Source: skitterphoto.com

オーストラリアを出国する際に税金の払い戻しを受けた商品を、再度オーストラリアに入国する時に持ち込む際に、場合によっては申告する義務があります(passenger concession)


◆Passenger concessionとは

一定の金額を超える価値の製品を持ち込む場合、税金を払う義務が発生します。正しく申告しなかった場合罰せられますので気を付けましょう。同時に、日本やオーストラリア国外で購入した商品も対象になりますのでご注意を。

◆18歳以上の方

AUD$900ドルまでの商品は非課税。それ以上は課税対象。

◆18歳未満の方

AUD$450ドルまでの商品は非課税。それ以上は課税対象。

(例 :夫婦+子ども1人で入国の場合900+900+450=2,250ドルまで非課税)



References: Australian Border Force (n.d.) Tourist Refund Scheme (TRS) . Retrieved 30/07/2017, from https://www.border.gov.au/







最後までお読みいただきありがとうございます。Sunshine SpiritライターのYumiです。
何かを変えたい、変わりたいという思いを抱いていませんか。人生の中で分かれ道に立った時に何を選択するか。変えたいという気持ちは、いつでも挑戦する道を選ぶようにと私を後押ししてきました。変化するって勇気のいる選択だけど、そのボートに乗って漕ぎ出したらボートは水の力をかりながら進んでいきます。思い描いていたところとは違う場所にボートがたどり着くこともあるけれど、ヘルプが必要な時には助けの手がやってきます。
何だか心がざわざわ、そわそわしませんか。ブログ内コンタクトフォームからお気軽にメールでご連絡ください。お待ちしています。Yumi

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