【船便】コロナ禍で日本からオーストラリアへ国際小包を送る方法
Posted: 3rd March, 2021
(Updated: 23rd February, 2023)
(Updated: 23rd February, 2023)
日本にはいつでも帰れる!近いし、セールで航空券買って、毎年一時帰省!
なんて言っていたのが大昔に感じる。こんなことになると誰が予想したでしょうか。日本にいつ帰れるのかなかなか目途が立ちませんね。
一時帰国が出来なくて困ったのが、日本から買って持ちかえりたい品々たち。それがしばらく叶いそうにないので、日本の家族に船便で荷物を送ってもらうことにしました。
今回は、日本からオーストラリア宛てに、国際郵便を船便で送る一連の手続きを紹介します。
ー 内容 ー
●日本ーオーストラリア間のコロナ禍郵便事情
●送れないもの、送れるものを確認
●国際小包 [船便] のきまりごと
●国際郵便マイページサービス利用法
日本ーオーストラリア間のコロナ禍郵便事情
2020年のコロナショックで、日本からオーストラリア宛ての郵便が一時停止しましたね。
理由は、世界的に国際郵便物の受入停止等の措置が取られていたり、輸送する航空機が大幅に減便・運休に伴い、輸送ルートが確保できないから。
2020年4月:日本郵便の発表「新型コロナウイルス感染症の世界的まん延による国際郵便物の一時引受停止国・地域」で、EMSと航空扱い郵便が停止と発表。
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2020年11月:「一部の国際郵便物について引受けを再開」の発表にオーストラリアが追加され、航空便が条件付きで再開。
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2011年11月:航空小形包装物の取り扱いが「引き受けを一時停止」に変更。
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2022年7月29日:オーストラリア宛てのEMSおよび航空便が再開。
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2022年9月9日:オーストラリア宛て船便の引受け停止。
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2022年2月22日:オーストラリア宛て船便引き受け再開。
☆最新情報は日本郵便ウェブサイトでチェックしてね。
▼オーストラリア宛て国際郵便物の差出可否早見表(2023年2月23日現在)
送れないもの、送れるものを確認
オーストラリアのバイオセキュリティは大変厳しく、持ち込み禁止品を送ったら、検疫で開封されて没収されてしまいます。そんな悲しいことを回避するために、禁止されている品目を再度ご確認ください。
国際小包 -船便- のきまりごと
重量
オーストラリアは最高20㎏までOK(国によっては30kgも)。
料金
5.0kgまで - 4,900円
10.0kgまで - 7,900円
15.0kgまで - 9,900円
20.0kgまで - 11,900円
★料金の詳細はこちら→ 👉料金表(国際小包:第3地帯)
2022年6月から、EMSと国際小包(航空)の第3&4地帯に特別追加料金を導入されると発表がありました。(豪州・オセアニアは第3地帯)
箱のサイズの制限
パッケージ:生鮮食品に使われた箱はNG(私はミカンの箱に入れてしまい、川崎から返されたことがあります。)
オプションサービス(有料)
・保険付
・受取通知
専用パウチを準備
作成した送り状を郵便物に貼り付けるために必要な袋が「パウチ」。予め郵便局で受け取っておくか、差出の日に窓口で請求。(以前あった郵便での「パウチ請求」サービスは廃止になったようです。)
国際郵便マイページサービス利用法
海外への発送に必要なラベルや書類すべての印刷ができ、発送後の追跡ができるサービス。
アメリカ、ヨーロッパ諸国、韓国などでは通関電子データ送信が要求されています。オーストラリアは義務付けられていませんが(2022年7月現在)、日本郵便は「推奨」としています。
①会員登録・ログイン
★ 国際郵便マイページサービスへアクセスし、アカウントを作成、ログインする。
②内容品帳登録
★ オンラインシッピングツールの「内容品帳」で送付品を登録する。
品目が数多くある場合、送付状作成前に内容品をあらかじめ登録しておくと便利。必須登録箇所は「内容品名(英語)」と「単価(円)」。重量や総重量は必須項目ではないので分かる範囲でOK。個数は後で入力。
③送り状作成
★ 依頼主(日本から発送する人)と、届け先(オーストラリアの受取人)の情報を英語で入力。
★ 発送種別・発送方法・内容品登録
「内容品リスト」をクリックすると、内容品帳で登録したリストが表示されるので選択して送り状に反映させる。ここで個数を入力、自動で合計金額(Total Value)が表示されます。
★ 内容品の種別: 例)贈物
★ 危険物についてのご確認に同意
④発送関連情報登録
★ 発送予定日: 入力した日の前後1週間であれば受け付けてもらえるようです。
★ 総重量: 入力しなくても先に進めます。
★ 有償/無償を選択:
有償:通販等相手から代金を受領する場合など
無償:個人的な物品サンプルの送付、返送の場合など
★ 万一配達できなかった場合の指示を選択: 破棄、または返送。
⑤確認・印刷
★ 最下段にある「送り状を登録する」をクリック
★ 印刷ボタンをクリックし、カラー/モノクロ印刷。
★ 署名欄すべてに署名する。
⑥発送
★ 郵便局へ持ち込むか、集荷サービスを利用。
⑦発送履歴で追跡可能
★「発送履歴を見る」から小包番号を選択すると、小包がどこにあるのか確認できる。2か月くらいかかると思うので、気長に待ちましょう。
*アップデート①*
2021年2月に川崎の港を出た荷物は、7週間&2日かけてクイーンズランド州に無事に到着。
*アップデート②*
「配達まで5か月かかった人がいる」という友人の不安をよそに、2021年11月に船便で発送された荷物は、2か月でクイーンズランド州に配達されました。シドーニー到着から2日は過去最速記録!
References: 日本郵便, 国際郵便; https://www.post.japanpost.jp/int/index.html
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